●インドネシア再生可能エネルギー活用プロジェクトの近況 (2020年10月12日)
(1)ロンボク島SERIWE海藻工場
Seriwe村の人たちは、2018年7月に発生した大地震にもめげず、自ら工夫し、いろいろな支援を受けてして活動を継続しています。
Seriwe PJの海藻加工工場は　海藻から海藻パウダー（寒天の原料みたいなもの）の加工を行っております。海藻の生育は、マタラム大学の指導を受けながら、継続しています。さらに地元海洋漁業局の支援を得て、エビの卵の孵化作業を進めています。
設置した浄水器からの飲料水を、地元に受け入れてもらうのに苦労しているようですが、地元健康保険局で水の分析を行い、安心安全な水であることを示すよう指導しています。


海藻加工工場	エビの養殖作業

ミーティング（全員マスク）	海藻の養殖作業

(2)Tangsi Jayaコーヒー農園PJ
多くの投資家が加わりGunung Halu地方局の支援を得て、Tangsi Jayaコーヒー農園（Rimba Lestari cooperativeが運営）の活動が発展しています。新し焙煎機、自動コーヒーブレンドマシンが設備されています。またダルマプルサダ大学からは、太陽光乾燥機が寄付されています。加工工場はコーヒーの生産が活況を呈しています。


コーヒー農園	たわわに実ったコーヒー豆の収穫


コーヒー豆の選別	新規導入コーヒー豆のソーラー乾燥機	コーヒーマシン	品質チェック


新規導入の焙煎機でのコーヒー豆の焙煎	2種類のコーヒー豆 WINEとNATURAL


再エネを活用したコーヒー加工工場	焙煎したコーヒーとグラインドしたコーヒー

●TangsiJayaコーヒー農園を元農業大臣が訪問 (2020年3月11日)
インドネシア国民コーヒー祭典の日である、2020年3月11日、Apriantono氏（元農業大臣、現在はインドネシアコーヒー委員会長）と管理チームのRahedi氏が、三井物産環境基金の支援を受けて活動しているインドネシアTangs Jayaコーヒー農園PJのRimba Lestari協同組合を訪問しました。そしてコーヒーの生産についての説明、今後の進め方等について意見交換をしました。元大臣は、G.HaluのRimba Lestari協同組合でコーヒーの生産に大変関心を示し、さらに改善を進めているDPU と Mitsui Co Ltdの活動・努力が評価されました。当協会も、今後共さらなる発展に向け支援していきます。


左側写真の右端に立って議論しているコーヒー委員会会長（元農業大臣）

●駐日インドネシア大使、インドネシア地域開発省※※へのプレゼン (2018年7月31日)

◆2018年7月31日、駐日インドネシア大使他へ、7月1日から8日までの尾園代表、保坂理事等がインドネシアへ出張、並びに担当中央省庁への説明した結果などを報告した。
インドネシア大使からは、例えば魚のあらの処理などいろいろな問題
が各島々であり、再生可能エネルギーが豊富にあるので、これを武器にして解決していきたいとの事でした。
今後も協力して現プロジェクトの支援、新たなるプロジェクトの開発を協力することになった。
インドネシアでは地球温暖化ガス削減（2030年までにBAU比29％削減）のための注力がさらに必要であり、技術、資金、PJの支援が必要である。
大使へTangsi Jayaコーヒー農園で新たに商品化されたパッケージコーヒーTangsiWangiタンシの香りをプレゼントした。
これらは近くのバンドン市などで販売されている。

◆これら二つのプロジェクトについては、東京目黒にあるインドネシア大使館へ2018年4月26日に、BIS中川会長のご紹介で、アリフィン大使以下にご説明し、素晴らしい活動であると賞賛されました。後日さらに詳細な説明を聞きたいとのことで5月14日に大使以下に説明し、色々なアドバイスを頂きました。同時に、次回インドネシア訪問時に地域開発省へプレゼンするようご紹介を頂きました。

スーツを着た男性たち

自動的に生成された説明

写真左：4月26日駐日インドネシア大使と　写真右：5月14日アリフィン大使はセリウェのトレーナを身に着けての記念撮影右側はBIS中川会長

◆7月1日から8日のインドネシア出張時に、駐日インドネシア大使のご紹介で7月6日午後に地域開発省※※を訪問し、進めている2プロジェクトのご理解と、ご支援をお願いした。同省は貧困な村で再生可能エネルギーが潤沢にあり、電気が来ていない村に対してFSを実施し、可能性のある地域から実現化の推進をしている。最終的には貧困からの解放、再生可能エネルギー比率の拡大を目指している。


マンス―・ティロ副総局長	プロジェクト紹介尾園代表理事

地域開発省が支援し商品化の品々	参会者との記念撮影

※※：Ministry of Village Development of Disadvantage Region and Transmigration